普及状況と実用性

普及状況と実用性

レセコンは、医療管理コンピューターとも呼ばれるレセプトコンピューターのことあり、様々な医療機関や調剤薬局などで導入されているITシステムです。レセコンは、一般的に健康保険組合などに医療報酬を請求するための電子明細書を作成するITシステムですが、患者の登録および健康保険証など個人情報の確認や24時間対応の診察受付など患者の管理システムも組み込まれているので医療機関の運営に必要不可欠なITシステムとなっています。
レセコンには、「医科・歯科・調剤薬局」の3種類があり、電子カルテのメーカーもしくは互換性のあるメーカーを使用することで医療事務だけでなく医療現場でのデーターの共用が可能となり利便性が向上するITシステムです。現在では、従前のように紙の書類による医療報酬の請求申請は全体の6%まで極端に減少しており、近い将来医療報酬の請求は全てスピード処理が可能なオンライン上で行われるようになるとされています。

歯科用レセコンと電子カルテを連携するメリットとは

レセコンとは、レセプトと呼ばれる診療報酬明細書を作成するコンピュータおよびソフトウェアを表す「レセプトコンピュータ」の略称です。レセプトの作成が電子化されるので、業務の効率化にも繋がります。
さらに業務の効率化を図るため、歯科用レセコンと電子カルテを連携させるシステムも出てきました。従来の紙で管理していた情報に加え、画像など診療に必要な情報の管理を行っている電子カルテは、省スペースで情報の閲覧も簡単に行うことが可能です。
このふたつを連携させることで、レセプト作成の際にふたつのシステムのデータを扱うことができるので、会計や受付業務の負担を減らせます。業務のスピードもあがるので、患者の待ち時間を短くすることも可能となるのです。また、連携させていれば、情報の更新や変更が簡単に行えます。ミスがあった際にも、修正を楽に行えるという点もメリットのひとつといえるでしょう。ふたつのシステムを連携させると、新たな情報の入力が一度で済むのでデータ更新にも手間がかかりません。より効率的に医療事務を行うことができるようになります。